2018/09/17
※この記事はタイトルの通り初心者向けのものとなっております
こんにちは、ほっかいどうです。
今回はガチホコについて解説していきます。
ガチホコとは
まずはルールを再確認しましょう。
開始時ステージ中央にあるガチホコを相手の陣地にあるゴールに持っていくことを目的としてたゲームです。勝利条件は
・相手のゴールに持っていく(ノックアウト)
・相手よりもカウントを進める
この二つです。
はじめホコにはバリアが張られており、一定量インクを当てることで爆発させることができます。この爆発は、爆発させた側のインクを周囲に拡げ、相手側はその爆風に当たるとやられます。ホコを持つとメイン、サブ、スペシャルは使えなくなり、ホコショットという攻撃のみできるようになります。ホコを持ったプレイヤーが敵にやられると、その場所でホコがバリアを張った状態に戻ります。ホコを持っていられる時間には制限があり、頭上のカウントが0になると爆発し持ち主はやられます。この際の爆風は敵インクになります。
ホコを割って持って進めて止めて…を繰り返していくゲームです。
ガチホコの心得
「ホコから目を離さない」
これがガチホコの心得です。エリアの時もヤグラの時もおんなじようなことを言いました。ホコもそうです。勝つためにはホコを運ばなきゃいけないし、ホコを進ませないようにしなければいけないんです。目を離さないっていってもずっと視界に入れてろってことじゃないですよ??ホコの状態は常に把握できるようにしておきましょうってことです。攻める時も守るときも、常にホコがどうなっているかが判断する一つの基準になります。どんな時でもホコに注意を向けて、勝利へのアプローチをしていきましょう。
ガチホコの戦い方
ガチホコは基本的にはシーソーゲームですが、一瞬で決着がつく可能性のあるルールです。どのルールよりもミスのリカバリーが難しいので堅実な立ち回りが要求されます。
1.初動
まずはホコバリアを割りましょう。先に割った方が明らかに有利です。理由は以下の二つ。
・ホコの爆風による塗りの確保および敵のキル
・爆発させたプレイヤーのスペシャルゲージの増加
特に後者は大きいですね。結構ゲージたまるんですよ。スペシャルもたまるし塗りもできるしあわよくばキルもとれるんです。状況にもよりますが基本的には割り勝つことを狙っていきましょう。
割ったら早速ホコを持ちたいところなのですが、次は他ルール同様敵味方の生存状況と位置を確認しましょう。敵少ないからもう持っちゃおくらいの感覚で持って、近くに潜んでた敵にすぐ倒されるなんてことをしたらせっかくの人数有利も無駄になってしまうので、初動から慎重にいくことを意識しましょう。
2.ホコを進める(攻撃サイド)
初動のところでも触れましたが、ホコを持つタイミングは「人数有利なら持っていい」っていうわけでもないです。状況によりけりなのでシンプルにまとめるのは難しいのですが、まずは「持った後のことを考えてから持つ」ことを意識しましょう。なんで持つかを理解することが大事です。というわけで自分たちが攻める場合から、状況別に説明していきます。
・初動ホコ割りから最初のホコ持ち
まず敵味方の生存状況を確認。そのあと敵の位置も確認してください。人数有利の状況でさらに残った敵がホコから離れているならば持ちましょう。互いにキルが取れずに膠着状態が続いている場合は相手がホコをあまり見ていない状況を見計らって持つか、しびれを切らしてホコを持った相手を倒してからゲームを展開するといいです。まあ要するに焦るなってことですね。
最初にホコを運ぶルートですが、基本的には一番堅実なルートから攻めてください。(ステージごとのホコルートの記事はまた別に書きます)
ホコのルートはステージごとにいくつかあります。だいたい堅実なルート、最短ルート、その他のルートってかんじですね。
堅実なルートは少し遠回りにはなりますが、敵が防衛しにくかったり、止められたとしても、相手が攻めに転じにくかったりするルートです。大幅な逆転をされにくいってことですね。試合中のほとんどはこちらのルートを選択すべきです。
例)タチウオパーキングの左壁からのルート
最短ルートは敵から防御されやすかったり、最短なだけあって中央に近いので戦況をひっくり返されやすいのでリスクも高いです。ただ成功すればカウントを20くらいまで押せるので、虎視眈々と狙っておくことは必要です。
例)フジツボスポーツクラブのインクレール
その他のルートは敵の裏をかいて使うこともあります。選択肢は多いに越したことはないので視野には入れておきましょう。
自分が持った時も味方が持った時も、全員がどっちのルートに進むのか動きを合わせることが大事なので、自分ルールを押し付けずに味方と連携する意識を絶対に忘れないでください。あまりにもひどいホコの運び方をする味方がいる場合は自分が持つしかないですが…。
・最初のホコ持ちからホコバリア再展開
初めにあまり進んでいないところでホコ持ちが倒された場合は初動と変わらずに立ち回りましょう。ホコ持ちがやられたのとあまり変わらないタイミングで全落ちみたいなことがない限り、相手にめちゃくちゃカウント進められるってことはないので丁寧に場を整えましょう。
次にホコが30~50くらい進んだ場合。味方と敵の生存状況は当然確認するとして、自分含め味方がまだホコ近くに残っているならば、こちらの人数が揃うまでホコ付近の前線を維持することを意識します。自分だけだったら一度引いてホコから少し離れたところで味方のジャンプ先になるという選択肢もありです。このあたりで人数差があまり無いと、押しては止められの繰り返しになってくると思います。じりじりとラインを上げつつ敵が崩れるのを待ちましょう。
初動で結構押せたときはそのままホコ近くにジャンプをしまくって1でも多くカウントを稼ぎましょう。
・中盤戦
中盤戦も状況に合わせてですが基本的には変わらず堅実でいましょう。この時点でカウントで勝っていても油断することなく攻めの姿勢を保ってください。勝っているから守っていようと前線を下げると敵が動きやすくなってしまい一気に戦況が悪化します。なので前線はできるだけ高くしましょう!この場合の前線ですが、ホコのある位置=前線となるので、要するにホコはできるだけ敵陣に寄っている状態を維持しようってことですね。
・ラスト一分
終わりが近づくと結構試合の流れが変わることがあります。もし自分たちが勝っていたとしても逆転されることは十分にあり得ます。勝っていたとしてもホコは前に押し続けてください。たまに自陣に持ち帰ってくる人がいるんですが非常にリスキーです。それで倒されてホコ持たれたらカウントめちゃくちゃ進みますからね。絶対やらない方が良いです。攻めの姿勢を保ちつつ、防衛に対する意識を高く持ち続けましょう!
3.ホコを止める(防衛サイド)
防衛サイドは攻撃サイドより単純です。単純ですがこちらの行動によってゲームが決まります。「どれだけうまく敵のホコを止められるかがこのルールだ」といっても過言ではないでしょう。
それではホコ止めの際の意識を状況別に説明します。
・相手カウント100~50
これくらいの時攻撃サイドは、「突っ込んで打開しようとしてくる者」「ホコを守るように立ち回る者」に大きく分けることができます。
前者の対処法は当然返り討ちにするのがベストなのですが、もし自陣の裏取りやリス前まで攻めているなら放置してホコを潰した方が良いです。これを下手に追いかけて自分まで自陣に戻ると相手のホコは確実に動きやすくなり、カウントを進められる原因になります。ホコがやられればそのプレイヤーもホコに向かって戻るのでホコ止めすれば解決できます。それでもセンプクし続けてる鋼のメンタルの持ち主だった場合はもう知りません。本気でずっと無視してましょう。
そして後者。こちらの方が厄介です。ホコに意識がいった防衛サイドのプレイヤーを横から叩いてきます。もし相手に後者の動きをするプレイヤーが多いならば、隙を伺ってホコを止めるために飛びつくよりは、ホコの所持制限時間が来るまでじらすような立ち回りをした方が良いです。いつかはホコが破裂するので相手も徐々に焦ります。わざわざこっちからリスクしょって突っ込んで数的不利を作るなら敵のホコを動きにくくしてストレスを与えた方が良いです。
ホコ持ちが孤立、あるいは突っ込んできたら潰す。それ以外は時間を稼ぐといった意識を持ちましょう。
こちらの人数が少ない場合、相手はチャンスと見て一気に進んできます。こういう時はできるだけ早く止める、というよりは敵ルートにセンプクしてホコを確実に止めるという判断が良いです。この程度のカウントであれば無理をする必要は無いです。
・相手カウント49~30
ステージにもよりますがここまでで止めきりたいです。30切られると結構厳しくなってきます。こちらが人数有利を作れていたとしても打開するにはホコの位置を中央に戻す必要があります。「ホコを段差から降ろす」「ホコを持って落下死」「ホコが自然に中央に戻るのを待つ」のいずれかを実行しましょう。ただホコが時間経過で中央に戻るのを待つ場合は敵に取られる心配が無いことが絶対条件です。敵の攻勢が一向に止まない場合には落下死で無理やり中央に戻す思い切りを持ちましょう。海女美術大学のようなステージでは、自陣から中央に持って降りるだけでだいぶ違いますよ。
・相手カウント29~1
だいたいこれくらいになると敵はバンバン飛んできて無理やりにでも押し込んで来ようとします。相手の方が圧倒的に有利な状況です。どんな手を使ってでもホコを止めてください。デスがノックアウトに直結するシーンなので、ホコを止めるため以外でやられるのは厳禁です。相手を全員倒しきるのが最善ですが、できそうにないならホコを無理やり中央に戻しましょう。
防衛サイドって基本的に不利状況になります。全ルール共通ですが打開は焦らず味方と合わせてやりましょう。このルールに関しては一つのミスが敗北に直結する可能性がありますから、より慎重なプレイをしていきましょう。
3.ホコ持ちの戦い方
ホコ持ちはホコショット以外撃てなくなりますが、ぶっちゃけホコショットは強いのでガンガン撃っていきましょう。味方に守ってもらえるように飛び出しすぎないように戦いながら、敵の手の届きにくい位置からホコショットで援護、牽制をしていきます。見えている敵を攻撃するのはもちろんですが、壁越しに敵の位置を予測して撃つこともしましょう。
進めるときは敵の生存状況を確認することは当然ですが、「ここから敵が出てきたらいやだなってところに一発撃ってから進むこと」を意識するだけでだいぶ変わります。クリアリングしっかりしようってことですね。味方だけだと限界があるので。あと敵にカウントで負けていて、あと少しでカウントリードというときは思い切って突っ込む気合も必要です。1でもカウントが多く進んでいれば勝ちですからね!
ホコショットで敵と対面するときのコツは床や壁にあらかじめ当てておくことです。だいたいの敵は止めるために自分の方に突っ込んでくるので、自分と相手の間に置くように撃つと結構倒せますよ!スプラッシュボム投げるのと似た感覚で使うといいと思います。
4.ホコ持ちのサポートの仕方
ホコ持ちをサポートするときに意識をしたいのはまずやみくもに突っ込まないことです。いくら突っ込んで連続キル取ってもホコがついてきていなかったら意味がありません。ホコが倒されないように進むということを第一にして行動しましょう。そしてホコのルートを全員で合わせて突破することを心がけましょう。自分勝手な行動は敗北を呼びます。脳みそに刻んでおいてください。裏取りが刺さる局面もありますが、ちゃんと状況を見る力が必要です。やるとしてもホコがちゃんと守られていることを確認してからやりましょう。
5.ホコを持つべきブキ
ホコを持つべきブキってないんです。裏を返せばすべてのブキが持つべきブキになりえます。個人的にはチャージャーなどの後衛ブキが持っていた方が前線が上げやすいのでお勧めですが、それは初動であったり、味方の人数が揃っているときやチームの体勢が整っているときのような固い状況です。しかし誰でもいいから持たなければならないタイミングはいくらでも出てくるので、その時一番持つべきプレイヤーが持たなきゃいけないんですね。ただガムシャラに割ったら持つというわけでもなく、数多ある局面の中の一部でそういうシーンがあるっって感じです。
例えば防衛のところでも説明しましたが、敵にめちゃくちゃ押されててどうしようもなくなってる時は誰でもいいから無理にでもホコを中央に寄せる動きをしなければならないです。逆にこちらがゴール近くに押しているときもそういう場面が多くあります。ほかにも敵がみんな落ちたなら一番近いプレイヤーがホコを持って進めるという選択もあります。どの判断も根本に「いかに敵の隙を突けるか」「どうしたらカウントがより進められるのか」という基準があります。常に考えることをやめずにプレイすることでこのルールはうまくなれます。
野良でガチマッチをやっていると連絡が取れないので味方と相談ができませんよね。なので、特に野良でやっているときは「ホコを任せていい味方かどうか」を判断する力も重要だったりします。たぶんこのルールをやってて
「あいつなんであっちのルートにばっか運ぶんだよ!!!」
とか
「なんで全然ホコ進めらんないのにホコ持ちたがるんだよ!!!!」
って思うことがありますよね。たぶんじゃなくて絶対思いますよね。
もうこれは仕方ないんですよ。そういう人もいますから受け入れて、「じゃあこいつに持たせないようにしよう」と考えるほかありません。でもこのことがわかるのとわからないのでは大違いですよ。「自分のチームの欠陥はどこにあるのか、それをカバーするにはどうしたら良いのか」がわかっているという事なのですから。味方をツイッターに晒し上げるみたいな行為はよくないと思いますが、個人的に「こいつにダメ!!任せちゃダメ!!!おい持つなおまふざkくぁwせdrftgyふじこlp・・・・・・俺が持つ。」ってなるのは良いんですよ!!味方の弱みを見つける力をつけるのも必要です。(当然どうしたら戦況がより良くなるかも考えましょうね!)
6.まとめ
ガチホコでは慎重さと大胆さを兼ね備えた立ち回りが必要になってきます。それでも変わらないのは「ホコを進めるため」という行動原理です。どうすればホコを進められるかを常に意識して、味方と息を合わせていきましょう。そして最も大事な防衛。ホコを最優先に、最適に止めるために、敵のホコのルートを意識することから始めましょう。キルはあまりできなくても、たった一回の有効なキルやホコの運びで貢献ができるので、味方との連携、状況把握を優先して意識したプレイを心がけることが上達の近道です。
ガチホコ講座どうでしたでしょうか。戦局が多岐にわたるため、「根本的にどうやって考えていけばいいか」が伝わるように書けてたら良いなって思ってます。自分は個人的にはガチホコが一番面白いなと思っているので、苦手だなって人たちがこの記事を読むことでホコを楽しいと思えるようになったら幸いです。
ブキや、ステージごとの解説が欲しいという方がいらっしゃいましたらコメントかあるいはツイッターに連絡をください!それでは、以上!
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